県教組独自要求確定交渉が行われました。

  17日には13:30~県議会棟404・405で県教組独自要求確定交渉が行われました。県側からは山口教育長、平澤次長、原次長以下の皆さん、県教組からは本部執行部の他、各支部から多数の交渉団が参加しました。下伊那支部からも10名が参加しました。
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以下主な交渉経過です。「」は県側の回答部分です。
13:30 交渉開始
執行委員長、教育長のあいさつ

・基本賃金は生計費を重視し、大幅に引き上げるように人事院・人事委員会に強力に働きかけること。義務特手当も減らされて、教員だけが給与引き下げになっている
・給料表における最高号俸者の在職実態を考慮し、号俸の増設を行うこと。現在も100名以上が到達している。1月からはさらに増える予定である。昇任・昇格の機会も極めて少ない。
・経験年数による、さらなる号俸数の上乗せをすること。
・初任給を大幅に引き上げること。また、それに伴う在職者調整を行うこと。長野県(2-13)が低いのに対して、近県(2-16、2-17)では高い。人材流出が心配である。4号俸で7000円の違い。地域手当の違いも大きい。2万~3万違うのではないか。
格差を埋めてほしい。
「大変な状況にあることについては認識している」
来年度に向けて課題意識を持ってほしい。


・臨時的任用職員・育休任期付職員の給料の上位制限の撤廃・引き上げにより待遇改善をはかること。当面、高校との格差をなくすこと。
現場の声 臨任は昇給停止があり給料が安くて、結婚も躊躇してしまう。仕事量も変わらないのに不公平。子どもたちにとっては我が先生。長い期間の講師も多い。非常勤職員は月10万程度で生活もできない。
・非常勤職員の賃金・交通費を改善すること。通勤手当に対する補助が少ない、あるいは全くない職種もあるので改善してほしい。
「臨任の皆さんのお力で学校が成り立っていることは認識している。交通費を上げるのは県の財政状況もあり厳しい」
「誠意を持って対応していきたい」


・学校事務局員・学校栄養職員・現業職員の賃金については教員賃金との均衡を考慮して改善をはかること。最高号俸到達者がたくさんいる。昇任発令の早期実施をしてほしい。
・昇任発令基準を明確にするとともに、昇任発令年齢を引き下げること。
現場の声 43歳の2級格付けでは教員と7万近い違いがある。号俸加算をしてもらいたい。長い期間の臨任を経ているため43歳になっても格付けにならない者もいる。
「大変厳しい中だが、私どもとしても一定の努力をしている。今後とも努力していきたい。」


・新しい人事評価制度導入については、職員の納得が得られる制度となるよう組合と十分話し合ってすすめること。
「地公労で導入が確定したが、教職員については今後十分相談しながらどういう制度がよいのか考えていきたい。」


へき地学校勤務者の勤務・生活実態の把握に努め、諸手当等の改善をはかること。
義務特手当は勤務の実態を反映しない中で行われた。文科省の予算措置に合わせて削減された。調整額・手当の削減は国庫負担、地方税交付で国から入ってくるはず。義務特交渉の回答もあるので、従前の率まで戻していただきたい。調整額は半額、へき地手当は8分の1になっている。
平日の部活動手当についても課題意識をもっている。
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下伊那支部からは、副委員長がへき地性が増している現状を次のように訴えました。
 要望項目一、4、(2)(3)にかかわって、前回見直しが行われた2002年度に比べ、更にへき地性が増している現在のへき地がっこうの現状を訴えながら、級地見直しに関して現行水準の維持改善及びへき地手当tの改善がなされるよ強く要求したいと主ます。
 2002年度に行われたへき地学校の指定見直しから6年間、交通条件や文化的諸条件について一定の改善がすすんできている部分もありますが、それ以上に、都市部地域の社会的・文化的・経済的諸条件は向上しており、いわゆる相対的「へき地」性は一層拡大しています。それどころか、へき地級地算定要素となっている交通、医療、郵便といった生活に密着した面では、かえって不便になった部分も多くあります。そのため、へき地学校に勤務する者にとっては生活が改善されてきているという実態も実感もありません。
 長野県内において、高齢化率が最も高い市町村はどこでしょうか。それは長野県の南端に位置する天龍村です。65才以上の人口割合は52%です。これは、2人に1人が65歳以上ということです。6年前は46%でしたので、6ポイント上昇したことになります。年々高齢化率が上がってきている現在の状況では、村の財政状況も厳しく、学校教育への影響も大きいといわざるを得ません。しかし、天龍村にある、天龍小学校、天龍中学校は残念ながら、現在へき地指定を受けていません。大変おかしな事です。
 へき地学校指定の算定要素である、交通・医療に関してもへき地性は増大しています。バス路線に関しては、地元バス会社が多くの路線の縮小・撤退を表明しています。千代小学校、千栄小学校、竜東中学校の3校のへき地学校をその路線沿線に持つ千代線では、6年前一日3運行していたバスが、現在は一日1本になってしまっています。利用者は少ないとはいえ、地元住民の大切な交通手段であり、その影響は大変大きいものです。医療に関しては、全国的に医師不足が問題となっていますが、長野県に於いても例外ではありません。下伊那地域の総合病院は飯田市立病院ですが、常勤の眼科医師が不在となり、今年度の5月から眼科が縮小され、新規の患者の診察は行われておらず、いずれ無くなってしまいます。そうすると、「内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科を含む」という総合病院の条件を満たさなくなってしまいます。
 この他にも、様々な面でへき地学校のへき地性は大きくなっているのが現状です。昨年度の確定交渉において、『今後のへき地級地の指定見直しにあたっては、へき地勤務者の勤務状況・生活実態を踏まえ、現地の把握に努める』と確認されており、更に7月に行われた独自要求提出交渉においては「必要に応じて現地調査を行う」ことも確認されていますので、ぜひその方向で検討していただき、へき地性が益々増大しているという現状を認識していただいた上で、適正な見直しをお願いしたい。
 一方、諸手当等の改善についての「現行の基準による」という回答はなっとくできるものではありません。今年度7月に行われた、独自要求提出交渉においては「長野県のへき地手当は全国的に見て極めて低いという認識はある」ということが確認されているにもかかわらず「現行の基準による」でははなはだ不満であります。更に先日の義務特手当の交渉では、山口教育長から「一昨年のへき地手当等の削減も含めて今日みなさんの想いを聞きました。交渉の経過を深く受け止め、今後も誠意を持ってこの問題については話し合いたい」というコメントがありました。これらの具体を是非示していただき、諸手当等の改善に関する回答部分についてはぜひ再検討をお願いしたい

「現場実態の把握努力については変わりない。必要によっては現地調査を行う」


通勤手当を改善すること。大きな燃費の悪い車を使わなくてはならない実態がある。
高速の利用の制限について検討してほしい。支給要件の緩和を。
「変則勤務者への配慮についても課題認識を持っている」


学校事務職員・栄養職員等の超過勤務手当の完全支給に際しては、超過勤務手当の趣旨を踏まえた支給となるようにすること。また、超勤手当の支給率を100分の150に引き上げること。
「教頭も含めて、校長会等を含めて指導して参りたい」


義務教育等教員特別手当、教員特殊勤務手当の交渉での回答を受けての確認。
へき地手当等決着済みではない。教育長からもコメントがあった。改善の認識があると承っている。
「コメントに出したとおり、課題意識を持って話し合っていきたい。」


単身赴任手当の支給額を引き上げるとともに、距離要件の緩和などにより支給対象を拡大すること。
採用時から結婚、子育て、介護等の事情を持つ場合がある。採用時にも勤務地についても本人の同意があると言うがそうではない実態もある。単身赴任となってしまっている。個人事情を言うと合格しないかもしれないという危惧がある。
「今のような特殊な事情については面接時に確認している。校長の指導について、選考基準について、それを言うことで不利になることは一切ない。噂的なことが流れているとしたら正していく必要がある。今のような不安があり本音が語れないとしたら、正していく必要がある。そういうことが無いようにしたい。配慮できることは配慮していきたい」
受験者への説明はどうするのか。
「今までも受験者に伝えていた。誤解の無いように面接時に念を押して確認したい。」
「採用選考の問題については改善策を提示していきたい。校長等の指導も含めて」

現場の声 現在進行形のケースもある。個別に話をさせてもらいたい。
「面接時には何と言っているのか」
面接時には「全県どこでもよい」と答えている。
「校長に相談してもらいたい。100%うまくいくとは言えないが」

10
メンタルヘルスの管理職研修。 長時間勤務に関わる医師による面接指導。校長への周知徹底、働きかけをしてほしい。
「校長については総合教育センター研修で、1年目については義務付け。1年目でない校長にも研修していきたい。教頭についても総合教育センター研修に位置づけてもらっている。」
聞き取り結果の実態はどうか
「主幹主事の学校訪問で聞き取りをした。長時間勤務1ヶ月80時間を超えている部分。小中学校ともに60校程度。小学校においては学校当たり、1.2名、中学校1校においては学校当たり5人から10人、平均1郡市で20人程度が80時間以上超勤している。
「長時間勤務に関わる医師の面談は法制度の中でしなければならない。指導していきたい。文科省の意向を受けて、市町村には通知している。管理職指導の中で行っていきたい。超勤縮減については大切に考えている。通知を出している。医師の面談についても市町村に体制作りをお願いしている。学校よっては校医の利用もお願いしていく。特別支援学校においても同様である。」

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超勤の縮減問題
月80時間、週20時間の時間外の勤務、1.5倍の給料にするか、業務を3分の1減らすしかない。新CSの試行も来年度始まる。長期療休者が増えてしまう。本気のとりくみをしてほしい。
超勤縮減通知の扱いはどうなっているのか
「超勤縮減通知の扱いについては、県としても学校現場に回覧、コピーをお願いしている。その状況について、実際には65%がやっている。口頭が35%。徹底を欠いていて残念。校長会を通して確実にやっていきたい。」
「職場での扱いも合わせて、改めて指導を徹底してきたいと思っている。職場内での協議も含めて指導していきたい。」
主事訪問に関わる現場の声
・県教組調査と主幹聞き取り調査結果が乖離している実態がある。上小支部では主幹との懇談を年2回行っている。6月の回答は「1校もない」だった。その後自分の勤務校にも来たが、聞き取り結果については「誰もいなかった」という答えだった。部活動の手当整理簿やセキュリティの整理簿を確認してほしい。通知も不徹底。校長が知らなかった。
割り振り・代休措置の実施
「学校長が勤務として認めたものは対象となる」
泊を伴う行事に対する他日適切な配慮
現場の声 年休を選択している教員が多い。年休75%、軽度な勤務23%、承認研修2%という実態。年休ではなく回復にしてほしいという声。勤務時間の割り振りを検討してほしい。
「3対応についての学校長の指導をしたり、主幹訪問の説明事項に入れていく。校長の理解不足について反省している。学校訪問の際にも指導していく。全体指導の中でやっていく」
文科省の教育現場の負担軽減等の通知に基づく県としての具体策。指定校研究の軽減など。
「現在、調査して、文科省に報告している。今後のことは協議させてもらいたい。」
作品募集、各種持ち込まれ仕事の軽減
現場の声 小諸市の持ち込まれ仕事の実態。半強制的な参加をしなくてはならない、各種行事がたくさんある。英語教育、環境教育、キッズISO、生活実態調査等々。
「業務軽減を図る。県の指定については研究発表を減らした。文科省についても、小中それぞれを小のみと変更。持ち込まれ業務についても軽減をお願いしている。他団体からの依頼についてもかなりの数、断っている。市町村教委とは対等の関係なので、指導する立場にはない。その点理解してほしい」
「県教委として、関係機関にお願いしていくことはできる。」
残業時間が非常に多い実態について、青年部長より説明。10万円以上のサービス残業。
職場での真剣な議論をしてほしい。
「私どもとすればそれぞれの学校で調査はさせていただいている。把握できていない部分があるとすれば今後調査する。」
勤務時間の短縮について、地公労で15分縮減が合意され、国でも動き出している。学校現場どうするのかは大きな課題。昼の休憩に15分つけられると困ってしまう。対応について話し合ってほしい。
「学校現場の声を踏まえた対応をしていくということで、それぞれ抱えているのものが違うので、それぞれに十分話し合っていきたい。」

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部活動に関しての改善
「運動部活動の調査。中学の運動部活動、70%近くは地域のスポーツクラブ化している。」
中学の文化部活動、小学校の課外活動の実態は
「小学校では、抽出調査の結果実施率は、合唱クラブ41.7% 器楽25%。週辺りの活動日数は合唱4.5日、器楽5日、平均活動時間1日合唱30分、器楽23分という結果だった。子どもの負担にならないように曜日を割り振り。複数顧問で担当。日課の工夫。短時間で集中的に活動しているという結果だった。」
「体育センターのデータをベース化して、HPにアップしてできるようにした。また過去のものもペーパー化して利用できるようにした」

13
育児のための短時間勤務制度 現場にはいろいろな困難がある。他県の例に倣って有効に機能させてほしい。
育休等に関わる事務引き継ぎ期間の改善。せめて旅費だけでも支給してほしい。
「どうしても育休任期付き職員は、正規職員では無いと言うことで壁があり、なかなか難しい」

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障害児学校における内部事務総合システムの運用
「あまり進捗していない。遅れている。皆さんにお示しできる状況ではない。」

15
年休の行使。夏季特休の取得推進。夏休みの勤務についてお盆の学校当番を一般職にも割り振っている管理職がいる。指導してほしい。
「実態を把握していないので、把握させてほしい。」

16
妊娠者の業務軽減のための加配。
寄宿舎職員の宿直代替。臨任者の妊娠者の宿直代替。育児における短時間勤務制度で同時に解決できないか。
「運用で何とかできないか検討していきたい。」
現場の声 子どものいる初任職員。育児のための短時間勤務制度を使うかやめるかしかないと思いこんでいる。管理職の配慮をしてほしい。
「個々の事情についてくみ取って配慮していくように校長会等で指導していきたい」
「10年研の1年延期についても周知していきたい。」

17
臨時的任用者の生活権の確保への努力。任用期間の更なる見直し。
「法令違反のサービス残業は行わせない」
栄養教諭は教員の中断期間が適用。栄養職員は行政職の中断期間が適用される。同様の仕事なのに扱いが違う。差をつけるのはおかしい。事務職員についても合わせて検討してほしい。
「中断期間の取り扱いについては教諭とそれ以外は取り扱いを異にしている経過がある。それを踏まえた上で話をさせてもらいたい。」

18
再任用制度の格付け。重要な制度なので全職員に周知してほしい
「全職員への通知はこれから。来年の4月にさせていただく。」
「格付け問題については引き続き協議させてもらう」

19
教員採用試験について。開示の結果を聞いてショックを受けた。どうして不合格なのかわかるようにしてほしい。心ない管理職や主任の声がけもある。補欠合格者の扱いの改善を。一次免除をしてほしい。
「教員採用選考の見直しについてはチームを作って検討している。基準や開示等含めて検討している。」
「開示内容も含めて、あり方を検討している。性格検査については現状通りで行っていきたい。全員に実施していきたい。この結果は開示しない。改善チームの検討結果は今年度中に明らかにする。」
「補欠合格者の一次免除は検討していない。」
「繰り上げ合格については最大限努力していく。」

20
職場の民主化。
パワハラ防止要項の設定を、相談窓口の設置を。
「パワハラ相談窓口は主幹主事。管理係で担当する。セクハラガイドラインを作ったので、資料を使って活用して防止に役立ててほしい。」
「校長研修で扱っているが、職場への資料配付については研究させてもらいたい」
主幹主事訪問の内容。現場の課題に合っているのか。

透明性のある、公正公平な管理職登用を
「教員採用選考と合わせて、チームでの検討が予定されている。現在はなされていないが、今後検討に入っていく。ある程度の時期、今年いっぱいでやっていきたい。来年度の採用試験、登用に間に合うように12月の定例会に間に合うようにしていきたい。」
現場の声 介護を抱えている。異動は見送ってほしいと希望したが、人事が動かないからだめと言われた。近くの学校へ異動へと希望したが、2月になって1時間以上かかるへき地校に赴任になってしまった。免許更新、旅行的行事の付き添いも大変。校長会での配慮を徹底してほしい。
「個別の事例については対応していく。」
セクハラガイドラインの設置ありがたい。研修もしてほしい。
「相談窓口については各校に設置するように依頼している。92%が設置しているという調査結果を聞いている。」

21
新しい職の設置
「来年度については設置しない。」

22
教員評価制度について
「今までの姿勢と変わりない」

23
30人以下学級。臨任対応が出ている。現場には大きな負担。中学校、高校への拡大をしてほしい。現在のレベルの維持をしてほしい。
「小学校段階では維持に向けて努力していきたい」
「中学校への拡大は困難である。財政上、他県の状況を見ると、中学校で対応している場合は小学校を制限していることが多い。」
「こまやかプランの検証をした上で、有効であるとなれば検討していきたい。」

24
定数法通りの教員配置
来年度の改善の方向は
「労使協議会などで協議してきている。来年度の改善は予算の算定基準の中で、学級編制基準の問題の中で、どういう順序で対応するか検討中。一度には対応できない。」
年次計画等具体的な見通しは
「現在の状況では難しい」
乖離の是正は正規の配置が大前提では
「要望の趣旨はわかるが、臨任の対応もありうる。」

25
障害児学級の開設基準
「変えることは難しい。1名の場合でも近くの学校に支援学級がない場合には、弾力的に運用していきたい。不安定学級については、学校の状況にもよるので、校長が判断によりできる」

26
教職員の加配。
事務職員10名、栄養職員9名の採用で臨採解消ができるのか
「一気に解消するのは難しい。今年度については一定の努力をした。23名欠員を18名欠員にする予定。」
養護教諭の複数配置、非常勤対応が5校あった。基準を満たしていても2校あった。常勤化してほしい。
現場の声 児童数850名以上になる予定。複数基準を超えそうである。前回の交渉では「複数配置ができないこともありうる」という回答だったが、何とか実現してほしい。「基準を超えていれば、常勤の配置をする」という回答をしてほしい。
「22通の手紙が来ている。養護の先生からきたもの。全て読ませていただいた。切実な実態が書かれていた。対象に満たない学校でも複数配置をという要望も11あった。5校については感謝の手紙をいただいた。基準に満たなくても配置している学校。基準のみで決めているわけではなく。大変な状況にあるところに配置させていただいている。」
まず基準通りの配置をしてほしい。
「穂高北小は2.3年後どんどん増えていく状況。基準を超えたり、割ったりという学校についてはその度に配置を見直すわけにもいかない。微妙な要素もある。」
現場の声  下伊那支部から委員長が和合小学校の飛び複式学級の実態について発言しました。
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 へき地学校が29校を数える下伊那地区ですが、その中でもよりへき地性の高い2級の学校は3校を数えるのみです。来春には遠山中学校への統合が決まっている上村中学校、全校児童20名、県の加配と市の加配を1名ずつ頂くことで学校を支えていただいている上村小学校、そして、これからお話しする阿南町立和合小学校の3校です。
 和合小学校の児童数は現在2年生3名、4年生2名、5年生2名の合計7名です。現在2年生で1学級、4.5年生4名で複式学級による1学級の合計2学級編成です。この写真は和合小学校の今年度の入学式の写真です。「たった1名の入学式」ということで品の毎日新聞の記事にもなりましたのでご記憶の方も多いかと思います。しかし残念ながらこのときの主役である、今年度入学した、ただ1人の1年生は諸事情で8月に他県に転校してしまいました。
 このことにより、和合小学校の来年度の学級編制に困難が生じることになりました。来年度の入学予定児童が3名ということで、来年度は1年生3名、3年生3名の飛び複式の学級が1つ、5.6年生による複式学級が1つの2学級編制になってしまいます。
 現在、1年生を含む場合の複式学級編制基準は国、県とも8名まで、飛び複式学級の場合は一方の学年の人数が4人までとされており、残念ながら和合小学校のケースはそのいずれにも当てはまりません。
 複式学級編制による指導上の困難はここで言うまでもなくたくさんあるわけであり、その解消のために県教委にも格別のご尽力をいただきいているわけですが、これが飛び複式となると、困難性は格段に上がります。連学年では学習指導要領のくくりもあり、A学年、B学年の設定をすることで、社会や図工などいくつかの教科では単元を入れ替えることで一斉指導が可能になります。しかし飛び複式学級ではそれは不可能です。担任1人で入学したばかりの1年生と3年生を同時に教科指導するのはきわめて困難です。
 そもそも飛び複式学級では指導教科そのものに違いがあります。1年生では生活科がありますが、3年生では社会科、理科、総合的な学習の時間があります。また教科指導数も国語、音楽、図工、体育は1年生の方があわせて65時間多く、逆に算数は3年生の方が29時間上回っています。いったいどうやって時間割を組めばよいのか想像もつきませんが、かなり困難であることは確かです。
 また、担任は教科指導だけでなく学習習慣や学校のシステムなどを指導する必要があります。その場合はやはり1年生に教科指導・生活指導の重点が置かれることになり、3年生への十分な指導に困難が生じることが予想されます。
 今、述べてきた理由で和合小学校では1.3年の飛び複式学級ができると、2名の学級担任だけでは教育課程をつくることはきわめて困難です。窮余の策として、担任以外の他の職員が例えば3年生の理科・社会科、5.6年生の社会科を担当する場合も考えられます。和合小学校においては、教頭が担当するほかないわけですが、正規の教科時数だけでもかなりの時間数である上に、へき地2級という立地から、3年生における消防署、警察署、市場、商店等の社会科見学等は全て半日から1日の日程を組む必要があり、教頭の業務に差し障りが出てくる懸念があります。
 「へき地に教育あり、教育にへき地なし」。和合小学校の運動会は地域の運動会も兼ねているので、老若男女が交ざりにぎやかに行われています。子どもたちは地域の宝として大切にされています。学校田の作業では他の学校と変わらない広さの田んぼを、7名の児童で田植えから稲刈りまでの作業をがんばってやっています。
 他県の状況を見ると、鳥取県では本年度学級編制基準を改めて、飛び複式学級は設置しないことになりました。複式学級、山間地教育の課題に対しては、常に全国をリード
するとりくみをされてきた長野県教育委員会の格別な配慮を持って、来年度、和合小学校に是非加配職員を配置していただけるように、和合小学校児童・職員・保護者と共にお願いします。
「個々での対応と言うことで検討させてもらいたい」

27
教職員採用の増加
学級数は昨年度より14増えている。欠員が150名以上生じているはずだ。採用理論値から言ってももっと多くの採用があって然るべきである。長野県は採用減っているが、東京は増えている。倍率も周辺の県の中で2番目に高い。
「定数内臨採が微増しているという認識である。」
「採用理論値は理論値なので、その年の状況も踏まえて微調整していきたい。」
「採用理論値の元の考え方は現状より将来は教員定数が減っていく、児童数、学校統合など考慮して考えている。その時に10、20の採用では困るので、安定した採用のためには理論値が必要だ。ただし、その年々に状況を踏まえて考えていく必要がある。」
あて主事の削減を
「数として減るかどうかははっきりしていない」
職場の声 隣県新潟の3倍以上、国庫負担基準の3倍以上の数である。
「明確には言えないが、数の検討も考えている。都道府県で抱えている主事と市町村で抱えている主事もいるので調べて対応していきたい。」

28
新学習指導要領実施に伴って加配が必要になっている。
「まだ進んでいない。人事の関係もあるので至急進めたい。」
「加配はすりあわせの状況によって考えていきたい。もう少し時間がかかる」

29
研修・研究について 
現場の声 教育課程の指導案の負担が大きい。超勤、休日勤務の元になっている。教材研究が時間内にできないことがストレス。
指導案なしで、生徒の動きを語り合い、指導技術を高める研究をしている。同僚性が大切。管理職の資質と合意の問題。対外的な授業も3枚の指導案で行った。画一的になっている点を見直したい。民間サークルの成果なども導入していったらよいか。
「教育課程研究協議会は3者共催なので、運営委員会が開催されるので、次年度のことも協議されるので、県教委としても関係者の意向を聞きながら何ができるか研究していきたい。」
「1枚指導案から1歩踏み出して検討していきたい。」
「主事の指導も徹底していきたい。」
「研究のあり方について現状はお聞きしたので、研究していきたい。」
初任研の負担軽減
「検討している」

30
障害児教育の充実
長野地区の特別支援学校の統合について
現場の声 インクルーシヴ教育の理念を生かしてほしい。県教委の推測数より特別支援の子どもの数が多いという実態。特別支援学級、特別支援学校の肥大化につながっている。
養護学校、分校との設置をしてほしい。
給食は学校教育の重要な一部という認識はあるか
「協議会で議論を続けているが、作業部会で各案の分析検討をしている。引き続き検討をしていきたい。議論を深めるために論点提示はしている。」
「本県としての特別支援教育の議論を協議会の中でしていきたい」
「学校給食について、基本的には考え方は変わっていない」

31
免許更新制
現場の声 免許更新制への不安。受けないと教壇に立てなくなる。更新期間によって温度差がある。交通費も大きな負担になる。講師の確保が今以上に難しくなる。もう1度やりたいと思っても負担が大きい。廃止・凍結を求めるとともに、せめて費用の一部を負担してほしい。
開設講座を増やしてほしい。不足した場合は県で対応を。
「信州大学では来年度1800人可能。何とか収まるのでは。県下の8大学の協議会で検討している。長野県だけでなく下伊那などは愛知県も選択肢になる。」
養護教諭向けの講座を確保してほしい。旅費の保障をしてほしい。
「信大では無理。飯田女子短大で検討している。」
来年度の講座開設の見通しはいつになるのか。
「信大では12月1日の締め切りに向けて文科省へ申請中。」
10年研との整合性
「対象者全員校内研修の5日間については負担軽減する。運営委員会で協議していきたい。」
受講料の公費負担。
「特に情報はない。現時点では考えていない。」

32
公立学校の2段階選抜 和歌山では廃止になった。現場の負担が大きい。
現場の声 アンケート結果より。静岡県の実情より。
「アンケート結果については詳細には把握していない。」
高校再編
現場の声 再編の校名発表については12月ではなく2月にしてもらいたい。
「再編案が否決された経緯もある。凍結して1年間研究して、6月に答申案を出した経緯がある。県の考え方に対して、旧通学区毎に受け止めて議論していただきいておりありがたい。旧2通学区については意見交換をさせてもらった。神奈川の学校について視察していることも伺った。その学校は進学的な学校と承知している。高校再編問題は現在進行形である。順を追ってやってきている。12月には案をお示ししたい。大北、佐久でも議論してもらっている。12月までの議論の様子を見て判断したい。進行形なので是非やらせてもらいたいが、そう言う考えが現場にあることも承知している。12月に県教委として判断していきたい。当然説明もする。」

18:50 中断 再検討に入る。

19:38 委員長、書記長が呼び込みに入る。

20:18 再回答を持ち帰る。執行委員会にて協議。

20:37 説明
再度押し込みしたい。
回答の主な内容
「職員の健康について。時間外勤務、超勤見直し。持ち込まれ仕事の軽減。寄宿舎教員も含めて。
10年研との関わり。育休明け1年猶予の周知。免許更新制に関わって校外研修5日間の短縮。講座開設の努力。
人事評価について
メンタルヘルス セクハラパワハラ
内部事務総合システム
特別支援教育について標準法との乖離を回答に入れる。
教育課程について回答に付け加える。
定数内臨採について理論値は決まったものではない。しがみつくつもりはない。
教職員の定数内臨採解消に努める。
初任研報告の簡略化」
養護教諭の複数配置については押し込みをする。

下伊那の意見
調整額、へき地手当については義務特手当交渉での教育長のコメントもあったので、何とか回答もしくは口頭メモに入れてもらいたい。
回答、口頭メモには含まれていない。姿勢を示してもらいたいという要望、コメントしてもらいたいという要望があったと伝えてくる。

20:45 押し込み
21:00 執行委員会で協議
21:05 説明
・回答
1 学校栄養職員・事務職員の任用について引き続き、努力する。
2 年度末における臨時的任用の教員(欠員補充等)の中断期間の取扱いについて徹底する。
3 「長時間勤務による健康障害防止のための医師による面接指導」が適切に実施されるよう、周知徹底に努めるとともに、関係機関にも実施体制の整備を働きかける。
4 時間外勤務縮減については、通知の周知徹底を図るとともに、職場での協議を指導する等、改善に向けて努力する。具体的には労使協議会の場で話し合う。
5 教育職員の勤務時間の割り振りや給特条例に基づく配慮が適切に実施されるよう、管理職の指導の徹底に努める。
6 学校に対し要請される、作文・ポスター等の作成・応募、行事等への参加に関わる学校の負担の軽減への協力について教育関係機関に引き続き働きかけていく。また、当該の県関係機関に要請内容の方法・時期等見直しを依頼していく。
7 育児のための短時間勤務制度の円滑な運用に向けて、組合との協議を継続する。また運用に係わる問題が生じた場合には、誠意を持って話し合う。
8 退職後、再任用対象期間中に新たに再任用を希望する場合の窓口は、各教育事務所の主幹指導主事とする。また、再任用制度の内容について、全職員に周知する。
9 10年経験者研修対象者で、育休明けの職員については、本人の希望により1年間研修を猶予できることを周知する。
10 特別支援学校の教職員定数については、標準法との乖離を認識した上で、県基準の見直しも含め、計画的改善に努力する。具体的には労使協議会の場で引き続き話し合う。
11 教員免許更新制の実施に伴い、10年経験者研修の校外研修の日数を5日間削減することを検討する。(平成21年4月1日適用)
12 養護教諭の配置について検討する。(平成21年4月1日適用)

口頭メモ
1 教職員の定数内臨採の解消について努力する。
2 教職員に係わる新たな人事評価制度については、組合と十分協議する。
3 再任用職員の給与の格付け等の課題について、引き続き誠意を持って話し合う。
4 へき地級地の指定見直しにあたっては、へき地勤務者の勤務状況・生活実態を踏まえ、現地の把握に努める。
5 全ての管理職がメンタルヘルス研修を受講できるように体制を整える。
6 勤務時間の割り振りが適正に行われるよう、勤務時間管理の方法等について研究する。
7 生徒や教職員の心身の健康を守るため、学校運動部活動の適正化に努める。また、調査結果を踏まえ、課題の解決に向けて努力する。
8 セクシャルハラスメントの防止に向けて相談窓口を設置するよう徹底するとともに、パワーハラスメントについても管理職への研修や職場での共通理解に努める。
9 内部事務総合システムの再構築に向けては、学校現場の実態を踏まえ、現場に負担増や混乱をもたらさないように慎重に対応する。
10 教員採用、管理職の選考については、透明性の確保等より一層の改善に努めるとともに、組合の要望を聞く場を設ける。
11 長野県における特別支援教育の在り方について、関係者の意見を聞きながらまとめるよう努力する。
12 特別支援学級の開設については、山間地等一層弾力的な運用について努力する。
13 教員免許更新講習の県内での開設講座が十分確保できるよう責任を持って対応するよう努める。
14 報告書の簡略化等、初任者研修の負担軽減について努力する。
15 勤務時間の短縮を実施することとした場合には、学校現場の実態を踏まえ、組合と十分に話し合う。
16 教育課程研究協議会の負担軽減について具体策を研究する。教育課程研究協議会の授業研究については、過度の負担にならないよう、単年度研究であること「学習指導案は要を得た簡潔なものにする。例えば『1枚学習指導案』など」であることを更に一層徹底する。

21:45 県委員会中断、回答内容について、もう一度執行委員会にて検討

22:10 県委員会再開
県とのやりとりの結果、一部を訂正して再提案する。承認

22:20 交渉再開 
回答の読み上げ 教育長のコメント

22:36 妥結

 厳しい情勢を反映しての結果となりました。下伊那支部としては来年度のへき地級地の指定見直し、さらにはへき地手当、寒冷地手当等の改善についてを中心に、今後のとりくみを強め、県当局にも訴えていきたいと思います。今までのご支援・ご協力ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

2008 飯伊共育フォーラムが行われました。

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  15日には上郷小学校を会場に「2008地域と共に飯伊共育フォーラム」が開催されました。当日は肌寒く、雨もぱらつくあいにくの天候となってしまいましたが、保護者・子ども・地域の方々・教職員など、事前に申し込みをしていただいた方に加えて、当日参加された方もかなりあり、200名を超える参加者となりました。
 最初に体育館で全体会を行った後、14の各分科会に分かれて活動していただきました。
 「特別支援教育を考える」の分科会では、保護者の方も参加されて、学習障害の子どもの疑似体験をすることで、子どもたちへの理解を深めることができたと好評でした。また、特別支援教育支援員の先生も参加されて、横のつながりを深めて、情報を共有する場を持つことの重要性が話し合われました。
 また、「プレゼンの基礎の基礎」の講座では、パワーポイントを使って基本的な講習から行いました。参加者の皆さんからは「授業に使ってみよう」「思ったより簡単だった」という声が寄せられました。
 あっという間の1時間半でしたが、どの分科会も充実した内容になりました。参加者の皆さんには満足してお帰りいただくことができました。また当日は「なつくんをすくう会」への募金協力の呼びかけを行ったところ、温かいお気持ちを頂戴することができました。
 足下の悪い中にもかかわらず、多数の方にご参加いただきありがとうございました。

地公労第2波確定交渉が行われました。

 12日には地公労第2波交渉が長野県庁で行われました。県側出席者は小池人事課長、浦野総務部長、山口教育長、藤森行革課長、山田企業課長以下、地公労側は高村議長、永野事務局長、花岡副議長、高橋副議長、青木副議長他フロアを埋め尽くす、200名以上の交渉団が参加しました。
 初めに双方のあいさつがあった後、今後厳しい交渉が予想される、現業職員等の
民間委託の問題についてやりとりがありました。「重大な問題を含んでおり許容しがたい。様々な問題が顕在化してきている。待遇等の問題もある。誠実な交渉を行う意志があるのか?きちんとした提案があるのか。一方的な実施はしないか?」という地公労側の主張に対して、「民間委託に関しては、交渉は誠実に行う。十分な話し合いを経てやっていく。提案内容はわかりやすく十分な説明をしていきたい。話し合いの中で合意を目指していきたい」という県側の回答があり、「その点を今日の確認として踏まえてほしい。中味については不十分なので、今後交渉設定をしてその席で主張していきたい。」と総括して、この問題については後日別途交渉が持たれることになりました。
 本格的な交渉項目に入り、まず賃金・諸手当について「月例給見送りはやむを得ない面もある。不満ではあるが、現行の賃金水準を維持していただきたい。初任給の改善は多くの県で行われている。民間の初任給の方が高めという実態もある。決定基準の引き上げを。臨任・非常勤・嘱託職員の待遇改善を。人事院からも指針が示されている。最低賃金の大幅引き上げ。通勤手当の長年の据え置きなどの実態もある。
住居手当は人事院が廃止を含めた検討をと言われていたが、1年先送りした。人事委は廃止する状況にないとした。国とはまるで状況が違うので現行制度の堅持を。
通勤手当は交通用具利用者の負担軽減を。夏の分かなり持ち出している。ルール化の検討を。長距離について上限の引き上げをしてほしい。70kmの改善、70km以上の設定をしてほしい。また単身赴任手当支給対象範囲の拡大を支給要件が厳しすぎる。」という地公労側の主張を行いました。
 これに対する回答は「人勧の取り扱いについては、従前から尊重していく姿勢を基本としている。今年度についても厳しい財政事情だが、月例給、手当は据え置き」
「初任給については、基準は国と同じなので、動向を注目していきたい」
「臨任の処遇改善については、4月から報酬を引き上げたところ。今年は一般職も据え置きなので引き上げは困難。人事院で勧告はあったが、勤務形態や職務内容も違いがあり、難しい」
「住居手当(自宅)は、今年の人事委の報告でも直ちに廃止する状況ではないとされているので、他県の動向、人事委勧告を踏まえて対応したい。」
「ガソリン代は下がってきている。短期間の間の乱高下、引き続き情勢を見守っていきたい。手当に反映する方式については、方法論がかなり違うので、地球温暖化対策化、小型車傾向、燃費の改善が著しいので、新たな方法を考えるとすればこうしたことも取り込んでいきたい。どういった方法が合理的か引き続き研究していきたい」
「70km制限については、負担が生じていると思う。家庭事情もある。通勤実態、住宅・道路事情を勘案していきたいが、70kmが適切かどうか。長距離通勤を助長してしまうことも懸念される」
「単身赴任手当の改善が人事院でされている。今後この勧告を注視していきたい。異動により単身赴任となるのか原則ではないか」というものでした。
 これを受けて、再度地公労側は
「初任給については長野を上回る県基準が多いので注目してほしい」
「住居手当については持ち家手当の支給人数がまるで違うので、一律に廃止されると不利益を被る職員が多い」
「長距離通勤について、助長の心配はわからないではないが通勤者の選択という面もある。道路事情の改善による。高速道路の利用。負担感が強い。実態として負担が大きくなっている」と主張しました。
 これに対しては
「自宅に係わる住居手当、人事委では直ちに廃止する状況ではないとした。この部分を受け止めている」との回答がありました。
 この課題では、フロアからの発言として牧内書記長が寒冷地手当について下伊那支部の主張をしました。
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 「現在、寒冷地手当の指定基準は、「最寒月の最低平均気温0度以下かつ最深積雪量15㎝以上」となっています。その基準に該当するかどうかの判断に使われているのは気象庁作成のメッシュデータですが、このメッシュデータは、限られた地点での観測結果をもとに作られた推測値です。区切られたメッシュで気温と積雪量が表示されるため、メッシュの境界線近くでは、道路をはさんだくらいの距離でも指定内と指定外に分かれてしまう場合があります。
 そこで、県教組下伊那支部では、各学校における実際の気温・積雪量を調べるため、2005年度から3年間、ここに持参しました「超小型ボタンサイズ温度記録計『サーモクロン温度データロガーG』を購入、各校に設置し、12月・1月・2月の3ヶ月の気温のデータを測定しました。この「データロガーG」は、観測したい場所に置けば、自動的に気温を観測し、データを蓄積します。温度精度も非常に高いものです。また、積雪量は職員が実際にはかりました。
 その観測結果をご覧ください。
メッシュデータにより指定対象外とされた学校の中にも指定基準を満たしている学校が、27校もあることが観測結果よりわかりました。
 これは、現場で計測した実測値です。国が使用しているメッシュデータは、あくまで推測値です。
 どうちらの数字がより信用できるのでしょうか。

「国家公務員の寒冷地手当に関する法律 第一条の二」に次のような文言があります。
「別表に掲げる地域以外の地域に所在する官署のうちその所在する地域の寒冷及び積雪の度を考慮して同表に掲げる地域に所在する官署との権(けん)衡(こう)上必要があると認められる官署として・・・(総務大臣が定めるものに在勤する職員であつて同表に掲げる地域又は総務大臣が定める区域に居住するもの)」
つまり、指定地域以外でも、指定されている地域とのつりあいをとるために必要とならば指定できるのです。
 実際秋田県では、国の指定では長野県のようにいくつかの地域が寒冷地手当の指定から外された訳ですが、秋田県人事委員会は、一部の地域のみ指定外とする合理的理由が認められない、職員に不公平感を生じさせてはならないとして、全域指定とする人事委員会勧告(H16)としたわけです。
ここにH16年度 秋田県人事委員会勧告がありますので、読みます。
⑵ 県内における支給地域の考え方について
県内における支給地域の取扱いに関しては、県内の実情・実態に即して判断する
ことが最も適切であり、そうした観点から検討を行った結果、これまでと同様、県
内全域を支給対象とすべきものと判断する。
その具体的理由は次のとおりである。
① 人事院が支給対象から除外すべきとした男鹿市、本荘市を含む8市町について
は、確かに他の市町村と比較して温暖な気象条件下にはあるものの、暖房費の負
担については、他の市町村と特に大きな相違が見られないというのが素直な生活
実感であり、また、暖房費の支出額及び家計に及ぼす負担の程度から判断するこ
とが、より寒冷地手当の本旨に適合するものであることから、他の地域と同等の
取扱いをすることが適切と判断されること。
② また、十分に納得できる合理的な理由が明らかでないまま、一部の職員に対し
て寒冷地手当を支給しないとすることは、職員間に不公平感を生じさせる要因と
もなりかねないこと。
旧3級地では、今年度をもって経過措置が終了、旧4級地では、来年度をもって経過措置が終了します。

この「国家公務員の寒冷地手当に関する法律 第一条の二」の精神にのっとり、県も人事委員会に支給地域の見直しを強く要請してほしいと考えます。よろしくお願いします。」
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 発言が終わると、会場からは力強い大きな拍手がわき起こりました。
地公労議長が当局の見解を質しました。人事課長の回答は「寒冷地手当は平成16年度に勧告に基づき、制度改正されている。人事院、人事委の勧告がなければ見直す状況にない。県外の事例もご紹介いただきたが、長野県人事委員会の判断としては国と同じ考え方ではなかったかと承知している。」というものでした。
 地公労議長からは「私自身も訴えを聞いて、もともとそういう点では問題があるという認識を持っているので、別途私どもとしても対応させてもらいたい」という発言がありました。
 他の発言としては「初任給、長野県だけが落ち込んでいる実態がある。人材確保に不安がある。学級担任が見つからず養護教諭にお願いしている事例もある。」「生徒指導課加配は年収136万円、心の相談員122万円(上限)。待遇改善をお願いしたい。通勤費の差が大きい。1000円、500円、250円、0円もある。」に対して、「非常勤講師、交通費1000円~250円把握できていない部分もある。交通機関は1日300円、用具は100円。手当は非常勤に出すわけにはいかないので相当額として加算している。額を決めてから時間が経っているが、厳しいことは承知しているが理解してほしい」
と言う回答がありました。
 「また非常勤職員の報酬が十分ではないという認識はあるのか。人事院からも指針が示されている。ワーキングプアを作ってはならない。どう受け止めているのか。」という発言に対しては「報酬が適切かと言うことは、常勤、非常勤、一般、特別という分け方いろいろある。雇用のあり方はいろいろ、どれが適切で適切でないかは難しいが、交通機関、交通用具を利用している人には厳しいと言う主張は聞いている。その都度判断していきたい。」との回答でした。
 単身赴任手当については「新規採用の状況が以前と違う。初任でも家庭を持っている人がいる。でも単身赴任しなければならない。制度設計時にはそういう想定がなかった。考慮してもらいたい。」「県教組も同じ、高齢者になってから新採という例もある。対象範囲の拡大を検討してほしい。勤務地の同意などはない。新卒の希望地についても聞き取りを徹底してほしい。」と言う発言に対して、「新規採用の話。採用に関するルールが違う。前回は勉強不足だった。年齢の高い方がいるというが、人事委が新採については異動ではないと明言している。」との回答でした。
 また通勤手当について「現在の70km区分を設定すると長距離通勤を助長してしまうのではという話だったが、何人くらいが70km以上通勤しているのか?」という問いには「概数だが、70数名いる」と言う回答があり、参加者から「現在でも70名の方が70km以上でも長距離通勤せざるを得ない状況に置かれている。他県では30県以上が高い金額設定をしている。20県以上が70km以上の区分設定をしている。是非一定の前進回答を」「ガソリンの乱高下いつまで情勢を見守っているのか?今夏は異常な状況。ルールの研究についての姿勢がはっきりしない。寒冷地では大型自動車が必要。部活でも。高騰したときの手だてを考えてもらいたい。はっきり答えてほしい。
片道65km往復130km、一ヶ月2600km。なぜか秋頃になると値段が落ち着くので、いつも不満な回答だ。車の償却分は考えられていない。今までの持ち出し分については是非検討してもらいたい。」とフロアから意見が述べられ、「ガソリン価格の変動を手当に反映する方式は他県でも進んでいるところもある。引き続きどういう方法が合理的か検討して参りたい。車の減価償却分を通勤手当に反映すると言う考え方は初めて聞いたので考えたい」との回答がありました。

 Ⅱの柱の権利・労働条件については、まず「労働時間の短縮が人勧で行われている。人事委でも7時間45分、38時間45分とされている。残念ながら時期は明示されていないが、是非来年の4月からもしくは、国家公務員に準じてお願いしたい。家族看護休暇制度の新設、介護休暇の期間延長や分割取得、子の支援休暇への拡大を検討してほしい。」との地公労側の主張がありました。
 これに対する回答は「勤務時間の短縮については人勧、人事委報告で触れられている。行政サービスの維持、コストの増加を招かない形で、時期は明示されていない。国、他県の動向を注視していきたいが、基本的な部分としては尊重したいが、国の対応がはっきりしないので慎重にいきたい」
「家族看護休暇制度はかなり少数県、国にもない。独自の創設は困難。介護休暇の改善は、ほとんどの県で本県同様となっている。難しいのではないかと思っている。子の看護休暇の拡大については、H16年に拡充されている。1月から日数拡大もしている。これ以上の拡大は当面難しい」というものでした。
 フロアからは「高校現場の勤務実態は平均時間外勤務1日2時間15分、月40時間前後、教員はあまり感覚がないが、健康・家庭面の影響もあり、要望も強い。勧告に励まされている。所定内労働時間の縮減を是非実現を。国レベルでは行われるという情報もある。そうなった場合のスケジュールも聞かせてほしい。」「グローバルな視点とローカルな視点がいる。メーデーも8時間労働だった。歴史的な意義がある。労働時間短縮は大きな課題。内需拡大、ワークシェアリング、率先して公務員が短縮する必要がある。夜は早く帰らないといけないし、朝も早い実態。高齢者、女性の就労率も高いので勇気ある選択をしてほしい。」「14日に閣僚会議があると聞いている。21日に法案の勤務時間法、給与関係法が閣議決定がされると聞いている。そうなった場合には所要の改定を行うと明言いただきたい。法律上も国や他県と権衡上不均等が生じないようにとなっている。12月議会に関係条例を出すつもりがあるのか?給与条例と勤務時間条例を一括上程してほしい。休息時間が05年に廃止された。07年4月から県も廃止された。当局の提案に協力してきた経過もある。国がやったときには足並みをそろえてやってほしい。国がやったらやりますという姿勢を示してほしい。」との意見が合いました。
 これに対して県当局は「大きな課題という認識。14日に閣僚会議という情報は得ている。中味については情報得られない。スケジュールについては仮定の話には突っ込んだ話ができない。条例改正が必要であるので、15分という問題なので、たかが15分、されど15分という問題。約3%課題ではあるので、慎重に検討していきたい。国あるいは他県の動向を考慮したい。」との回答でした。
 また家族看護休暇について、病気の家族がいるので自宅介護をしてきたが、事情で施設に入所した。年休もなくなりかけている。温情ある措置をお願いしたい。」「妊娠・出産については全国に先がけている。4分の1の県が実施しているのは少数ではない。是非新設をお願いしたい。介護休暇に同居条件を入れないで5日分の新設をしてほしい。」「両親を扶養していたが、年をとると手がかかるようになる。どちらかが悪くなると病院へ入らざるを得ない。昼間呼び出されることもある。当然こういう看護も休めると思ったら、該当はないと言われた。我々を励ますため、高齢者社会への対応のため誠意ある回答をしてほしい。」「家族が度々ガンで手術した。長期の休暇と短期の休暇が必要な場合がある。その後は勤務終了後にお見舞いできる。介護休暇は一度取ると後が取れない。病人の状態によってとりやすいように変えていただきたい。老老介護の後退として1ヶ月の休暇をとりたい。余命何ヶ月と言われてもなかなか踏み切れない実情がある。とりやすい制度にしていただきたい。」との切実な声が上がりました。これに対しても県側の回答は「それぞれのご事情がおありだとお聞きした。いろいろな事例があると思う。全ての条件に合致したものは難しい。年休・介護休暇というでお願いできないか。社会全体の大きな課題。現状では難しいのが課題ということを理解していただきたい」
また「年休では足りないのが実態ではないか。」「育児短時間制度、寄宿舎職員がとりづらい実態がある。夜間、宿直等があり、とりたいのにとれない。」という実態も訴えられました。

人事面では以下のようなやりとりがありました。「」は県側の回答です。
新たな人事評価制度、前進ある回答を受けて協議していきたい。
目的について
職員の不利益になることを目指していないか
総人件費の削減を目的としないこと
「削減するようなことはない」
差をつけることを目的としないこと。上位10%は枠ではなく上限か
「人材の育成が目的。絶対評価。ねらいではない。上を出すことが主眼。大きな差は生じさせない」
制度の運用にあたって、職員の士気や意欲、人材育成に影響を及ぼさないこと。
「評価者のコーチング、研修に努めたい」
昇任や人事異動への活用については、職場、職種や男女間などの不当な格差を求めるものではないこと。
「しない」
職務遂行力評価・査定昇給
希望者への開示について、開示請求しやすい方法とすること。
「所属長だけでなく、主管課長もできるようにしたい」
実施状況について、試行時のような分析と情報提供を求める。
「同様に実施する」
査定昇給制度の減算要素のうち、勤務成績が良好でない場合の適用については慎重な運用を求める。
「慎重にしていきたい」
最高号俸到達の職員の職務遂行力評価と査定評価の関係について
「マイナスはない」
「評価がおろそかになることはない」
業績評価・勤勉手当
・職員の理解をさらに深めるため、業績評価の勤勉手当への反映について、一定期間は標準のみとし、制度運用の検証期間にあてること。
「第1回から本格実施したい」
・第1回の実施状況について検証を求める。
「していきたい」
・国・他県の状況についても随時情報提供してほしい。
「28県が行っている。勤勉手当に反映は22県」
・管理職員の業績管理制度について反省点等あれば見解を求める。
「一本化していきたい。問題は生じていない」
苦情解決・不利益取り扱いの禁止
・国・他県の実施状況はどうか。
「苦情処理員会の設置4。相談員の設置2。所属課で対応8県。人事委で対応5」
・相談状況をプライバシーに配慮の上、組合に情報提供すること。
「可能な限りしていきたい」
・苦情処理を申し出た職員・職務遂行力評価の開示を請求した職員について不利益な扱いをしないこと。
「そういうことのないようにしていきたい」
問題が生じた場合の取り扱い・確認書
・問題が生じた場合は話し合うこと。
「そうしたい」
・査定昇給制度に問題が生じた場合には任命権者ごとにも話し合うこと。
「そうしたい」
・妥結する場合には、人事評価制度に関して確認書を結ぶこととする。
「異論はない」

特定検診の充実については
「メタボ診断によって医療費の抑制を図りたい。職員については定期健康診断の中で実施していきたい。事後指導は従来のものにプラスアルファの形でしていきたい。」

人事評価制度を入れる大きな理由は入れなければいけないから入れるのではないか。成果主義的な賃金体系に対する疑問も出てきている。こういう制度は職場を悪くする要素が残っている。それを限りなく小さくしていきたい。所属長とは校長か?開示は文書請求となっているがもう少しハードルを低くしてほしい。業績評価には検証期間が必要。
開示の請求の事実が知られることはないのか。
成果主義については危惧している。一定期間の後の検証は是非してもらいたい。教職員等に関わる評価の交渉についても誠意を持ってやってもらいたい。
過去1年間にわたって、職務遂行力・業績評価ともマイナスが減算要素と言うことか。当局もそういった職員がでることを望んでいないと言うことでよいのか。
「そのとおりである」

16:30 当局の再検討を促して休憩に入りました。
18:15~県教組参加者に対する説明会で、以下のような当局の回答が示されました。
県としては、厳しい財政状況、全国的にも賃金カットが相当数行われる中で、月例給や期末・勤勉手当について人事委員会勧告を尊重するという立場で、かなりのエネルギーを注いできた。
1 交通用具使用者に係わる通勤手当の距離段階区分について、現行の片道70km以上(35870円)の区分を次のように改正するよう検討する。
片道70km以上75km未満が手当額として35870円に1kmにつき410円を加算する。
また、75km以上の区分を新設し、37920円とする。(平成21年1月1日適用)
2 勤務時間の短縮について、国が人事院勧告通り実施することとした場合には、国に準じた内容とするよう検討する。なお、実施時期については別途協議する。
3 裁判員制度の導入に伴い、常勤職員が裁判員として裁判所に出頭する場合について、特別休暇の対象とするよう検討する。(平成21年5月21日適用)
4 育児のための短時間勤務制度及び自己啓発等休業制度について、平成21年4月から導入するよう検討する。(平成21年4月1日適用)
5 新たな人事評価制度について、職務遂行力評価は平成21年1月から、業績評価は平成21年4月から本格実施する。なお、業績評価に関わる評価結果の勤勉手当への反映については、平成22年6月期から実施する。(平成21年1月1日及び平成21年4月1日適用)
参加者からはさらに介護休暇の同居要件や、通勤手当の再検討や労使協議会設置の確認についての意見が出されましたが、「介護休暇の分割取得」と「人事評価制度に関わって、業績評価に関わる評価結果の勤勉手当への反映については、さらに半年先送りする」という2点について、再度押し込みを行うことを確認しました。

18:55~再押し込み
20:25~県教組参加者に対する説明があり、当局から新たな提案はないが、先の回答を受け入れて妥結したいとして、拡大県委員会で承認されました。

20:45 交渉が再開ました。
板倉副知事より以下のようなコメントがありました。
「大変厳しい財政状況の中、また、都道府県のうち、過半の県が給与カットを実施している中で、人事委員会勧告を尊重して給与を据え置く。県としても最大限の回答をさせていただいた。」
人事課長から最終回答を読み上げ。
20:54 妥結

 景気の動向、県財政の動向がかなり厳しく、給与を据え置きが実現したことも大きな成果と言える今年度の地公労交渉でした。勤務時間の短縮について14日の給与関閣僚会議で、人事院勧告通り21年4月1日から実施する方向で法案の成立を目指すことが確認されました。今回の回答により、長野県でも同時期に実施される可能性が高くなったと言えます。これも一つの大きな成果です。
 来年度以降さらに厳しい交渉が予想されます。しかし、こうした厳しい交渉ができること自体組合の力の証明でもあります。組織の拡大こそさらにこの組合の力を高めるための唯一無二の手段です。10月、11月は組織強化月間です。1名でも多くの仲間が増やせるように、組合員の皆様のご協力をお願いします。

義務教育等教員特別手当・教員特殊業務手当に関わる交渉が行われました。

 11月10日に、義務教育等教員特別手当・教員特殊業務手当に関わる2回目の交渉が県庁で行われました。県教組からは本部役員、支部役員、専門部役員が参加し、高教組からの参加者とともに交渉に臨みました。県教委からは山口教育長、平沢次長、原次長他課長クラスが参加しました。
 両教組の主張は以下の通りです。
1 4日以降の検討で提案を修正する部分があったら示してほしい。
2 06年に長野県が独自に削減した給料の調整額やへき地手当等も国に準じたものに戻すべきと考えるが、戻すことは検討しなかったのか。
3 教育現場では困難性も増しており、超勤も増える一方の中で、義務教育等教員特別手当を削減することは、到底納得できない。提案の撤回を求める。
4 部活動関係指導手当については、3区分それぞれ倍増すべき、少なくとも県独自で必要性を認めて上乗せしていた分は、県の部活の実態や特殊性・困難性が変わっていないのだから、国基準に上乗せすべき。
5 部活動指導手当の増額の趣旨から考えても、平日の部活動についても、困難性に配慮した手当の枠を設けるべき。
6 教員特殊業務手当はすでに08年10月から国庫負担等増額されてきているので、当然10月に遡って支給すべき。
7 08年10月から措置されている教員特殊業務手当を1月から実施するのなら、義務教育等教員特別手当の削減時期も当然3ヶ月先送りすべき。
 以上のような主張を市川書記長が改めて行いました。これに対して、県教委からは「1については、厳しい状況の中での判断であり、お願いせざるをえないという姿勢は変わっていない。2については06年5月30日に合意して、10月1日に適用になっており、今からは戻せない。3については、下げ幅の圧縮や先送りの検討も、現在は考えていない。現場の困難性については主幹主事による聞き取り等で把握してきているが、この部分については教職調整額の検討が現在文部科学省で行われている。4については、1日1200円という基準では低いので県単で上乗せをしていた。今回の改定で2400円となった。従来を上回る金額となったのでそれ以上の上乗せは困難である。5については平日の部活の困難性はよく分かる。教育活動の中での部活のポジションも分かるが、手当にすることはできない。6については人事委員会勧告で実施時期が明示されていない場合は遡及できないことが通例である。事務処理上も困難である。7については県の財政事情が困難であり、共に1月1日からの適用でお願いしたい。」というような回答でした。
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 続いて交渉参加者からの発言があり、下伊那支部からも委員長が以下のように義務特手当削減反対の発言しました。
 「今ほど、教育の大切さが叫ばれている時代はありません。しかし残念ながら政府がとっている政策は、行革推進法や骨太の方針などによるカネやヒトを減らす政策ばかりです。言わば教育現場で必死で努力している教職員の夢と希望を打ち砕く政策でした。06年度の全国の教員の定年退職比率は13.8%で、退職前にやめる比率が86.2%であります。定年前に心身共に力尽きてやめていく仲間がいかに多いか。来年度からは新学習指導要領の試行も始まって授業時間も増加し、現場の混乱と疲弊いっそう増すことが予想されます。
 下伊那では04年には寒冷地手当の削減、06年にはへき地手当の削減と給与の削減が続いています。県教組下伊那支部では支部拡大闘争委員会を開いて、各学校の職場長さんの生の声を壁に貼ってある寄せ書きに書いていただきました。そのいくつかを紹介したいと思います。
・現在学校現場はさまざまな問題が山積しています。私たちは日々それに立ち向かっているのです。そのような私たちの給料が減るということは、教育に対する私たちのやる気もうばうものです。給料減にはあくまでも反対です。
・人を育てるということがどんなに大変なことか、今、教育に問われています。本気になって教育のことを考えてください。人を育てる仕事の我々をもっと支援してください。
・我々の勤務実態を理解して頂きたい。若い人たちが希望を持てる職業であってほしい。それに見合うような給与であって欲しいのです。
・毎日朝早くから遅くまでがんばらないと仕事が回っていきません。一生懸命子どものためにがんばっています。義務特手当削減の見直しをお願いします。希望を下さい。
・財政難もわかりますが、国の将来は教育にかかっています。長い目で見た教育行政を考えていただきたい。
・朝早くから夜遅くまで、時に休日にも学校に来て教材作り・授業準備をしています。すべて子どもたちのことを思えばこそです。そのためのエネルギーを下さい。
・教員としての誇り・使命でがんばっている。命を削る勤務実態を正しく理解されたい。
 義務特手当の根拠である人材確保法の精神は今日、失われるどころかますます重要になってきています。それは文科大臣の今までの何回かの発言の中でも繰り返し触れられていますし、県教委の皆さんの考えも同じだと理解しています。今日の交渉は全国的にも注目を集めています。我々を元気づける県教委の皆さんの英断を期待します」
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 他にもフロアからは「障害児の教育には困難を伴う部分がある。だから国も他県も調整額という形で残している。是非復元してもらいたい。長野県の障害児教育は定数不足もあり困難性が高い。また日額手当化で余計な事務量も増している」「これは形を変えた給与カットである。知事が替わって、前知事のやり方は県民に否定されている。再考してもらいたい。」「携帯TELの使用量など私費負担が大きい実態がある」 「私たちは自己負担によって県財政に貢献している。パソコン、ガソリン高騰による通勤手当、部活の審判服、修学旅行、3年間の給与カットでは240億円。それなのに知事の給与は上がっている実態がある。どう考えるのか?」などの発言が相次ぎました。
 また、教員特殊業務手当に関わっては「平日の部活手当は本当に県民の理解が得られないのか?実態を保護者に話すとみんなびっくりしている。是非再考してほしい。内容は明らかに賃金カット。財政当局に屈しないでほしい。」「若い先生は部活に熱心。やればやるほど持ち出しが増える。部活動は日々の積み重ねが大切、その意味で平日にも手当を出してほしい。平日の部活動も困難を抱えている。」「部活動は学校教育に必要だと考えているのか。なぜ手当が付けられないのか?理由を説明してほしい。教育として認めてほしい。中体連以外の大会が旅費申請できない。地域の活性化や交流のために出ている大会もある。こういった大会も認めてほしい。」「周囲の県よりも所得が低いのに、また下げられるのか。支給増額と負担軽減を図ってほしい」「部費の5000円も支払えずに来月まで待ってくれという家庭もある。そうした生徒を抱えて現場は必死になってやっている。改革プランの対象校になると仕事が多い」「定時制高では3.4時間目の体育が集中している。全日制の部活動が20:00過ぎまで行われているからである。困難だけで片付けてほしくない。私たちは必要な手当について主張しているが取り上げてもらえない。困難性を理解しているなら、それを励ます施策をしてほしい」「1日の通勤距離が長く。1ヶ月で16000円~20000円の持ち出し。年間20万~30万の持ち出し。これだけ県財政に貢献している。2400円ではアルバイト代を下回る金額である」などの意見がありました。
以上のようなフロアからの主張に対して県教委は
「小中高それぞれにとって、部活動は重要であると認識している」
「部活動引率業務と8時間従事の金額が2400円と同じなのは、同程度の困難性という認識かということについては、たまたま同じという認識であり、同じという意味ではない。全て今の県の支給金額を上回っており、結果として同じになった」
との回答を行い、16:00から休憩、再検討に入りました。

16:35に委員長・書記長の呼び込みがあり、高教組、執行委員会での協議の後、17:35から参加者に対する県教委の再回答の説明がありました。
「平成22年3月31日までの間、部活動指導業務に従事した時間が8時間に及ぶ場合は、2400円に50円を加算する」という内容でした。
 これに対して参加者からは「これ以上進めていても、支部のことを考えるととても飲めない。決裂についても論議する必要がある」「へき地手当や調整額の件については、国並みにできるようにきちんと詰めてもらいたい」「平日の部活手当について再検討させてほしい」「義務特手当の削減の主因が制度的な理由なのか、財政的な理由なのかをはっきりさせるべきだ」「小学校の職員には何も恩恵がないことになる。慎重にしてほしい」「来年度からさらに削減されるような予算措置がされるおそれがある。今後も続けて減らされる展開は避けたい。断固認められにという主張をしてほしい」などの意見が相次ぎ、18:05から再度の押し込みが行われました。

 19:25~県教組交渉団に再度の押し込みの結果についての説明がありました。「平成22年3月31日までの間、部活動指導業務に従事した時間が8時間に及ぶ場合は、2400円に100円を加算する」という内容で、1回目の回答より50円が上乗せされました。そして本部としては「県独自の上乗せ措置を残したことに意味がある。今後につながる部分ができたので、交渉終結としていきたい。決裂した場合でも結果としては条例案は県議会に提出されてしまう。」という説明と提案がありました。
 これに対して参加者からは「やむを得ない面もあるが、もう1回努力してほしい。へき地手当や調整額の見直しについて、また人確法を尊重したいなど、これからの交渉につながるような口頭確認がほしい」「妥結すべきではない。口頭確認が取れるような状況ではない。100円の加算が悪いとは言わないが、後ろの組合員の声もある。賃金カットの時も組合員が減ってしまった」「ここで合意はできない。分断の動きに乗ってしまう。小学校、中学校、特別支援学校がバラバラになってしまうことは避けたい」「決裂で得るものはあるのか、それでは相手が楽をするだけ。我々の足かせを取り払う発言をさせたい。へき地手当や調整額について現場の認識を伝えて、これからの足がかりにしたい」など、再検討を要請する発言が相次ぎました。

 これを受けて、3度目の押し込みが行われました。
そして終了後、21:00から再度県教組交渉団に対する説明がありました。3回目の当局の回答としては
1 「平成22年3月31日までの間、部活動指導業務に従事した時間が8時間に及ぶ場合は、2400円に100円を加算する」
2 「今回の交渉経過を重く受け止め、今後の交渉において誠意を持って話し合う」
という内容でした。
下伊那支部としては
1 義務特手当削減は制度的なものではなく、財政的な理由によるものという表明をさせることで、来年度以降再交渉の余地を残しておくことができる。
2 へき地手当について、従来の解決済みという姿勢から、今までの交渉経過には問題があり、今後誠意を持って話し合うと、解決に向けて糸口の見える内容になっている。
3 100円とは言え、県独自の措置を形の上で残させたことは、今後の足がかりになる。
という3点を是として、この内容で妥結すべきだと主張しました。
「態度を保留して支部に持ち帰って検討したい。」「小学校の組合員が納得しうるか疑問」との声もありましたが、最終的に執行部の責任として回答の受け入れをしたい旨の花岡執行委員長の表明があり、協議は終了しました。

22:00から交渉が再開されて、前述の2点の回答が読み上げられた後、山口教育長から以下のようなコメントがありました。
「一昨年のへき地手当の削減等を含めて、職場の思いをお聞きした。そういったものを含めて今回の交渉の経過を深く受け止め、まだ今の段階で皆さんにお伝えするものは持っていないが、今後誠意を持って、この問題についても話し合いをしていきたい。」
「人材確保法についても、制定以来優秀な人材を県下に確保したいという思いは変わっていない。今度ともこの問題については考えて参りたい。」 
 
 最終的に義務特手当削減の提案を押し返せなかったのは残念ですが、県財政が非常に厳しく、また全国的にも賃金カットが多くの県で行われている情勢の中で、県から独自措置の継続を引き出したことは一定の成果と言えます。
 また、下伊那支部としては悲願であるへき地手当の支給率の回復に向けて、従来の解決済みの姿勢から、県教委が話し合いのテーブルにつく姿勢を示したことは、今後の交渉につながる成果と考えています。
 17日の県教組独自要求確定交渉でも、下伊那の教育課題など、県当局に訴えてきたいと思います。ご支援よろしくお願いします。

臨採者の皆さんとの懇談会がありました。

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31日には臨採者の方との懇談会がありました。お忙しい中にも関わらず、6人の方に参加していただきました。
 委員長のあいさつの後、書記長からの情勢報告がありました。「県教組下伊那支部のスローガンについて」「非正規社員の社会情勢」「臨時的任用職員の中断期間短縮について」「教員採用汚職事件を受けて」「下伊那教育七団体連絡会 県陳情」「道徳資料の一例」等の臨採者の方と関わり深い内容に絞って報告しました。
 自己紹介の後、懇談を行いました。臨採者の方からは様々な意見を出していただきました。
「3月は雇用期間が短くなるので給料が安くなってしまう」
「非常勤の場合、年間総時数が決まっているので、3学期にはあまり出勤できなかった」
「中断期間は共済保険が効かなくなるので、国民保険への切り替えが必要になる」
「若いうちは給料のことはあまり考えないが、試験勉強をする時間がない。周囲の職員の理解があってありがたい」
「教採対策講座に中体連の引率で出られなかった。開催日の検討をしてほしい」
「1学期の、試験前にみんなで集まれる勉強会のようなものを開いてもらえるとありがたい」
「講師の方同士の交流の場が増やせるとよい」
「一次講座では自己アピール文や、論文も見てもらいたい」
「自己PR文についての面接もあるとよい」
「持ち時間数が多くて苦労している人がいるようだ」
「免許のない教科まで教えなくてはならない実態がある」
「市長村費の職員の待遇面がさらに改善されるようにとりくんでほしい」
 フリートーキングでは、緊張も解けて皆さんが日頃感じていること、思っていることをたくさん話していただくことができたのが1番の収穫でした。下伊那支部としても、勉強会などは早速来年度から実施できるように前向きにとり組んでいきたいと思います。

支部拡大闘争委員会がありました。

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 29日には支部拡大闘争委員会が行われました。闘争委員長のあいさつの後、まず書記長から交渉に係わる情勢報告を行いました。内容は「へき地級指定見直し」「私たちの賃金が決まる仕組み」「今年度の春闘・人事院勧告・人事委員会勧告・概算要求・県の税収入不振」等についてです。
 続いて協議に入り、地公労・県教組独自要求交渉についての情勢を賃対副部長が説明しました。重点として「賃金の改定・通勤手当・単身赴任手当・へき地手当・労働時間の短縮・育児のための短時間勤務制度」が予想されます。
 また今回県当局から縮減提案がされている義務教育等教員特別手当について、賃対部長から説明がありました。この手当が作られて理由や教員賃金に関わるこれまでの経過などを説明しました。
 各職場からの声では、「今でも教育費などのお金がかかり、家計の負担が重い現状がある。勤務時間短縮の報告も出されているが15分ほどの短縮しても、超勤が増えるだけというのが実態である。これでは新しく教職を目指す人が少なくなってしまう。夢がなくなってしまう。県本部ともよく連絡を取り合って、作戦を立てて交渉に臨んでもらいたい。また支部独自のとりくみも考えてもらいたい」「義務特手当が新設されたときの人材確保法の趣旨を今こそ生かすべき時ではないか。新学習指導要領の試行で授業増となり、加えて不登校の増加などもあり、今ほど教師の専門性が求められているときはない。私たちも研修を深めるなどしていきたいが、やはりそれに見合うものはいただきたい。また、私たちへき地の職場ではへき地手当も1%と大幅減額されてしまい、その上義務特手当まで削減されると大きな打撃である。へき地手当の支給率復元もともに訴えてほしい」など切実な声が出されました。
 その後、今後の交渉に向けて、職場の声を模造紙に記入してもらいました。「朝早く、夜遅くまで、時に休日にも学校に来て教材作り、授業準備をしています。すべて子どもたちのことを思えばこそです。そのためのエネルギーを下さい」「教員として誇り、使命でがんばっている。命を削る勤務実態を正しく理解されたい」「義教特別手当はこれからの教育を支える大きな柱です。へき地手当の回復とともにこれを守ってください」など現場の切実な生の声をたくさん書いていただきました。
 最後に団結がんばろうを行って下伊那支部の団結を確認しあいました。交渉では今回の闘争委員会で出された意見や寄せ書きの言葉を元に下伊那支部としても力を尽くして義務特手当の縮減阻止やその他諸要求の実現に向けてがんばりたいと思います。ご支援よろしくお願いします。

第3回単組長会がありました。

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 24日には第3回単組長会が行われました。委員長のあいさつの後、書記長から経過・情勢報告がありました。前回の単組長会からの経過として、7月15日の泰阜地区への第1回山間地訪問、7月21日の県教組独自要求提出交渉、8月16日の教採二次対策講座、9月6日の第24回支部ソフトボール大会などの報告がありました。また情勢報告としては「最近のへき地級地指定の動き」「人事院勧告」「人事委員会勧告」「来年度の文部科学省の概算要求で義務特手当が3.0%→2.2%に引き下げられる内容になっていること」「県の税収入が不振」などの内容がありました。
 協議では、まず議会請願及び採択についての再確認が行われ、「へき地級地維持改善に向けて」「義務教育費国庫負担制度堅持」「30人以下学級実現に向けて」などの議会請願が、ほとんどの自治体の議会で可決されたことが報告されました。例年以上の早いペースで議会請願が進んだことは偏に単組長の方のご尽力のおかげと感謝です。
 また、これから行われる地教委懇談に向けて、いくつかの小グループに分かれて「地教委懇談の内容、要望項目、課題など」をテーマに情報交換を行っていただきました。そこで話し合われた内容としては「予算編成の時期に合わせて11月中に懇談を行いたい」「かけもち教科の解消に向けて専科職員を村費でつけていただけるように要望していきたい」「耐震工事や、新校舎建設などで予算面が厳しいが、要望を出していきたい」「来年度から試行される新学習指導要領に向けて、教材整備やELTの増員など要望していく必要がある」「今年度に引き続き特別支援教育支援員の更なる配置増を求めていきたい」「常任の司書や教員住宅の整備を求めていきたい」などの内容が出されました。少人数のグループだったので、どのグループでも一人一人の参加者から活発に意見を出していただくことができたことが最大の成果でした。
 単組懇談はこれからの時期が本番になります。下伊那支部執行部としても援助は惜しみませんので、担当執行委員を通して、ご連絡・ご相談をいただきたいと思います。

第2回山間地訪問がありました。

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  23日には今年度2回目の山間地訪問を行いました。今回は前回2002年度の指定見直しで新たにへき地に準ずる地域に指定された富草小学校で行いました。執行委員長、単組長さんのあいさつの後、書記長から情勢報告を行いました。「へき地級地指定」「へき地級地指定の動き」「級地指定最新情報」「どのように級地は決めるのか」「へき地児童生徒援助費等補助金について」「信南交通の阿南線から撤退について」「富草小の点数算定表」「記入のポイントになるところ」「今後の日程」などについて説明しました。
 その後、委員長から点数算定の仕方についての説明がありました。内容は基本点部分では交通機関として鉄道経由とするのか、バス経由とするのかで点数に大きな違いがあること、また運行回数による点数補正が大きいので、時刻表等で何往復あるのかをよく確認すること。また、付加点部分では日用品の購入地と食料品の購入地の場合、どちらか遠い方を記入することになっているので、地教委の懇談の際には職員の生活実態をきちんと伝えていくことの大切さなどです。 
 その後は職員の皆さんとの懇談に入りました。「地元の高校生の通学では、保護者が通勤の途中に川路駅に送っていくケースが多い。また、門島駅や温田駅に送る場合もあるようだ」「すぐ近くにガソリンスタンドはあるが、飯田より値段が高くて利用機会は少ない」「点数表に表せない負担がたくさんある。一番心配なのは職員の健康。富草診療所は午前中のみの診療であり、午後何かあったら自分の車で飯田市内の病院に行ってもらうことになる。また療休補充のようなことになった場合、へき地手当すらなくなってしまったら後任の先生が来てくれるかどうかが心配」「今は朝7:00に自宅を出て通勤しているが、冬期間はもっと時間がかかるのではないか」「教材の準備が大変。近くに文具屋さんがないので、休日に飯田でまとめ買いをしている」など切実な生の声が出されました。
 当初見込まれていた来年4月からの新しい級地指定は見送られ、新しい級地指定は再来年の4月と1年先延ばしになる見込みです。ゴールが1年先に延びたわけですが、私たちとしてはこれを逆にチャンスと捉えて、再来年4月までに行われる県による指定見直しに向けて、もう1度とりくみを再構築して、できることは全てやる覚悟で当たりたいと考えております。

地公労第1波確定交渉が行われました。

  21日15:00~長野県庁で、今年度の地公労第1波確定交渉が行われました。県側からは小池人事課長、浦野総務課長、山口教育長他課長クラスが、また地公労側からは、高村議長(高教組)、永野事務局長(県職労)ら、地公労のメンバーである県教組、高教組、県職労、企労組から役員が参加しました。
 双方のあいさつの後、交渉が始まりました。地公労側の主な要求項目は以下の通りです。
・初任給を引き上げること。また経験年数の換算率、号俸調整についてさらに改善すること。
・給料表の最高号俸に到達している職員の実態を踏まえて、給料表の号俸を増設すること。
・臨時任用職員、非常勤職員、嘱託職員、講師など県に雇用される行動者の待遇を改善すること。特に賃金を改善するとともに休暇、厚生制度の拡充を図ること。
・燃料費の高騰に合わせて交通用具利用者の支給額を引き上げること。
・単身赴任手当について、60km以上の加算額を新設して支給額を引き上げるとともに、支給対象範囲を拡大すること。
・すべての職場で労働時間短縮を推進し、年間総労働時間1,800時間を実現すること。特に、所定内労働時間は7時間45分に短縮すること。
・超過勤務について改善すること。
・育児のための短時間勤務制度を早期に新設するとともに、利用しやすい職場環境の整備に努めること。
・家族看護休暇制度を新設すること。
・介護休暇について、期間の延長や分割して取得できるようにするなどの改善を行うこと。
・子の看護休暇制度を学校行事等にも参加できる子育て支援休暇に拡大すること。
・特地勤務手当、へき地手当については、生活実態や人材確保・人事異動を重視し、旧知を維持・改善するとともに、支給額を引き上げること。
・職員の年齢構成、退職者の動向などを考慮して計画的な採用を行うこと。
・新たな人事評価制度の導入にあたっては、事前協議を遵守し、職場討議時間を保障するとともに、十分な交渉を行い、合意に基づくこと。 
 今回の交渉は第1波ということで突っ込んだやりとりはありませんでしたが、育児のための短時間勤務制度については、県側から提案のあった自己啓発等休業制度とともに大枠としては受け入れていくことになりました。これらについては12月県議会で条例の提案がされて、4月からは実施の運びとなる予定です。
 昨年度は久しぶりの賃金増が実現しましたが、今年度は人事委員会の勧告内容も据え置きとなっており、厳しい状況です。勤務時間の短縮の来年度4月からの確実な実施や、燃料費の負担について等が焦点になりそうです。
 
 
 

 

県教組独自要求回答交渉が行われました。

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 20年度県教組独自要求回答交渉が15日の13:30から長野県庁で行われました。参加者は県教委から教育長、教育次長、義務教育課長、教学指導課長他、県教組からは執行部一同と各支部の県委員が参加しました
 下伊那支部からは委員長が、へき地級地指定の問題に関わって、8月の天龍地区での山間地訪問の現地調査や懇談の様子を、拡大写真を使って説明しながら以下のように発言しました。
  「下伊那支部の大池です。へき地級地指定見直しに関わって、とりわけ悲願である天龍地区の指定についての発言をお願いします。
 天龍村は長野県の最南端に位置しており、新野小学校、和田小学校、泰阜南小学校等、隣接する学校は現在全てへき地学校に指定されております。それらの学校に比べてへき地性が勝るとも劣らない、天龍小学校・中学校はなぜへき地学校に指定されないのでしょうか?これは最初に指定基準が作成された1959年の時代背景により、現行の基準が鉄道中心に考えられており、モータリゼーション全盛の今の時代には合わなくなってきていることが一因と考えます。例えば同じ総合病院までの点数を算出する場合、上村小学校ではバスで29.1kmあるので、その距離に対して基本点として5点が与えられます。しかし天龍小学校では35.5kmとより長い距離があるにも関わらず「鉄道部分については当該部分の距離について、当該部分の距離に二分の一を乗じて得た距離によつて算定するものとする」という規定のために、17.8kmと計算されてしまい、上村小より遠い位置にありながら、わずか2点しか与えられません。「市の中心地までの距離」「高等学校までの距離」等、基準点に関わる部分は全て同様です。電車の本数も観光用の特急を含めて12往復しかなく、ダイヤの不便性もあり村民の方の利用は限られています。幸い、新基準の告示は遅れておりますので、このような時代に合わない指定基準は是非見直していただけるよう、今からでも改めて文部科学省に意見具申をしていただきたいと思います。
 級地指定については天龍小学校、天龍中学校の職員からの強い要望があることはもちろん、天龍村議会では9月議会で級地指定の維持・改善に向けての意見書を採択して頂いております。また、8月には下伊那支部として天龍村に出向き、現地調査を行ったほか、板倉教育長さん、大平村長さんともお会いしました。そして、お二人からも村としても級地指定していただけるように要望していきたいとのお話を頂いております。つまり天龍村一体となっての級地指定の要望があるということであります。
 「へき地に教育あり、教育にへき地なし」。たとえ少人数とはいえ、へき地学校の子どもたち一人ひとりに教育の光が、これからも今までと同じようにあたりますように、今年度の回答に置きましては、昨年度回答の「へき地級地の指定見直しにあたっては、へき地勤務者の勤務状況・生活実態を踏まえ、現地の把握に努める。」より、少しでも踏み込んだ回答をいただけますようお願いして、私の発言を終わります。」
 新基準によるへき地級指定は、再来年の4月に1年先延ばしとなりましたが、下伊那支部としては今まで同様の、具体的で熱い訴えを交渉等の場で行い、県教委に直接はたらきかけていきたいと思います。組合員の皆さんの変わらぬご協力をお願いします。