へき地級地指定維持・改善をめざすとりくみ いよいよ大詰め

 へき地級地指定維持・改善を目指すとりくみはいよいよ大詰めを迎えます。10月8日には県教組による県教委との懇談が行われます。下伊那支部では、地域の実情を訴えるべくプレゼンによる発表を計画しています。訴える柱は大きく2本です。第1には、天龍地区の実情を伝えることです。天龍小・中学校が現在の特別な地域から級地がアップするように訴えたいと思います。第2には飯田からもっとも近郊にある竜東中学校の実情を伝えることです。都市近郊といえどへき地性は大きく、都市近郊調整は行わないでいただきたいということを訴えます。いずれも下伊那としては機会あるごとに訴え続けて来たことですが、今回の級地指定においては訴えることができる機会も残り少なくなりました。いよいよ大詰めと言えましょう。

 先日は山間地問題対策委員会と下伊那教育七団体事務局で、県教委がおこなう下伊那現地調査の下見を行いました。今回初めて飯田線県最南端の「中井侍」まで行きました。そこから天龍小・中へ児童生徒が通学しています。山の中で車一台がやっと通れるほどの道の先にありました。とはいっても、近くの民家では山の斜面に畑を作り生活を営んでいることも分かりました。それらの家には子どももいて、教育もあります。まさに、「へき地に教育あり」ではないでしょうか。