第1回評議員会が開催されました。

 年度当初のお忙しい時期にもかかわらず、評議員の先生方には時間正確にお集まりいただき、ほぼ定刻に第1回の評議員会を開催することができました。ありがとうございました。また、県教組本部から楯賢蔵執行委員をお招きし、県教組本部の情勢をお聞きすることができました。楯先生には、昨年度末からファックスでお知らせしてきた日教組費の問題について、県本部作成の資料を持ってきていただきました。(職場1部配布。回覧されます。)
 例年通りの日程で、「執行委員長挨拶」「情勢報告」「県教組執行部挨拶」と進み質疑検討が行われました。質疑検討では、へき地級地の問題と県教組の組織財政に関する問題について質問や意見が出されました。質問の主な内容は次のようです。
・へき地級地の取り組みについて、各職場ではどう対応していけばいいのか。県本部として、どんな見通しをもっているのか。
・日教組費の問題について、243円減額で1488円という額と、1198円という額が資料にあるが、どのような意味かよく分からない。説明してほしい。
・243円の減額をそのまま集めると、県全体で年間2000万円ほどになるが、日教組の受入金の減額は500万円ということである。その差額は、組合費の値上げになるのか。
・組織財政委員会で検討していくことになるが、最終的には定期大会での決定が一番重いはずである。県から出ている資料の「県教組の対応」には、県大会での扱いは第8回県委員会と同様の扱いとなっているがどのような意味なのか。

 楯執行委員からは次のような答弁がありました。
・へき地級地への取り組みについては、各職場では、生活実態に照らし合わせて現実的な実態にあった調査になるように、地教委にはたらきかけてほしい。
・日教組費の扱いについては、日教組大会で正式に決まっていないので、暫定的な金額である。正式に決定した時点で減額された場合には、余分に集めることは考えていない。定期大会以後に調整していく。

これらの答弁に対して、意見が出されました。
・6月の県教組大会が最高の意志決定の場とするべきである。暫定という以上はできるだけ早く決定して、措置をとるべきである。
・日教組費と県教組費は別々に考えていくことが確認された。県教組費の実質的な値上げにつながらないようにしてほしい。今後、誰にも分かる説明をお願いしたい。

 日教組費の問題では、様々な意見が出されましたが、「県教組費と日教組費は別に考えていくこと」「日教組費が決定した時点で、余分に集めることは考えていない」ということが確認されました。今後、県大会の場で支部の意見を十分伝えていくために、第2回評議員会・支部定期大会で支部の意見を吸い上げていきたいと考えます。また、組織財政検討委員会では、支部の意見を十分反映させていけるような委員会になるように、県本部にはたらきかけていきたいと考えます。
 さらに、その後の議案では、山間地問題対策委員会の委員が可決されました。今後は、山間地問題対策委員会を中心に、へき地級地指定の維持改善に取り組んでいきます。
 
 第2回の評議員会は5月7日(木) 17:30~です。よろしくお願いします。