下伊那教育七団体連絡会の発足会が行われました。

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 7日には下伊那教育会館の講堂で、今年度の下伊那教育七団体連絡会の発足会が行われました。下伊那教育七団体とは
1 飯伊市町村教育委員会連絡協議会
2 飯田下伊那PTA連合会
3 下伊那教育会
4 下伊那小学校長会
5 下伊那中学校長会
6 長野県下伊那校長教頭組合
7 長野県教職員組合下伊那支部
の7つの団体が下伊那の教育のため、子どもたちのために協力することを目的に作られている組織です。
 まず慣例によって役員の選出が行われた後、今年の重要課題であるへき地級地指定に関わる情勢について、県教組下伊那支部の書記長から説明がありました。これに対して参加者からは「ここ数年の情勢を見ていると、補助金のカットや、へき地教育振興協議会の事務局から県が退くなど、この問題に対する県教委の思いが弱くなっては困ると危惧している。山間へき地学校が多いのが下伊那の特徴であるので、この問題について下伊那が訴えていくことはとても大切なことである」「七団体としてとりくむことは大切だが、該当する地域はこの問題をどう考えているのか?実際に地域の先生方、保護者の方たちは切迫感を持っているのか。単組と各地教委の間にもっと交渉があってもよい。それを重ねたうえに七団体が動いていくことが効果的である。裾野を広くしていくことに力を入れるべきだ」という意見がありました。また「学校、地教委、組合などがお互いに情報交換をしていくための新たな組織を立ち上げていく必要がある」という意見もありました。
 続いてこの9月に予定されている県教委への要望事項について協議しました。旧第9通学区の高校募集定員については、生徒の減少数を考慮して、今年度比2学級減を基本に考えていくことになりました。また高校改革プランについては現時点では南信広域連合を中心とする議論の行方を見守ることになりました。その他にも養護学校の分室設置の要望や、現在の30人規模学級の事業継続を要望する意見なども活発な意見が出されました。
 また要望時期については例年通りの9月に加えて、必要があれば12月頃にも要望を行うことで合意されました。この会で出された意見を生かして、下伊那の教育、子どもたちにとって有益になる要望事項がまとめられるように、今後事務局で検討していきたいと思います。