へき地学校のある地教委を訪問して要請活動を行いました。

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 へき地級地指定見直し案に関わる、下伊那教育七団体のとりくみの一つとして、へき地学校のある各地教委に対して、文部科学省に対するパブリック・コメントの送付をお願いする要請行動を、該当の11市町村に対して2月12日~17日にかけて行いました。参加者は下伊那校長教頭組合から1名、該当の単組長、下伊那支部の執行委員の3名が訪問しました。
 このうち根羽村では根羽村教育委員会の方に要請を受けていただきました。根羽村では今年へき地教育振興法による補助金を受けているため、すぐに趣旨を理解していただき、早速パブリックコメントの作成に取りかかっていただきました。特にへき地における人口減による村財政の厳しい実態と、実際に現地視察をしてへき地級地基準を決めてほしいという2点について、パブリックコメントで主張したいというお話しでした。13日には、根羽小学校の分と一緒に発送できそうです。ちなみにへき地振興法の補助金があるということを教育委員会の前任者から引き継いでいなかったため、今年初めて補助金を使ったそうです。「こんなことならもっと前から使っておけば良かった。」と教育委員会の方が言っていました。もしかすると他市町村の教育委員会でも同じ事が起こっているかもしれません。もっとへき地教育振興法の補助金について教育委員会の方に宣伝する必要がありそうです。また、医療診断の補助金として申請できる最低限度額が高すぎるため、根羽小中のようなへき地では、限度額に達しないがゆえに使えないことに矛盾を感じているとのことでした。へき地のための補助金なのにへき地で児童生徒数の人数が少ないために使えないという矛盾を抱えているようです。この点についてもへき地教育振興法の基準について訴えていく必要性がありそうです。