2008年度下伊那地区教育研究集会が行われました。

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 下伊那教育会、下伊那校長教頭組合、県教組下伊那支部の3者共催による、2008年度下伊那地区教育研究集会が、4日に高陵中学校、上郷小学校の2校を会場に行われました。
 今年度の教研では昨年度までの反省を生かす形で、以下の点について新しい方向を打ち出しました。
1 設置分科会に関するアンケートを実施し、参加者や時代のニーズに合わせた分科会設定を目指しました。
2 高陵中・上郷小の2会場開催として、設置分科会数を増やし、1分科会の人数を適正化して活発な論議ができるようにしました。
3 自主的研修の意味合いを強めるためにも、昼食は、助言者から一般参加者まで、すべて手弁当としました。
4 全体会方式の開会式から、放送による簡素化した開会式に変更し、分科会協議を中心とした日程を組みました。
5 県教組下伊那支部ホームページにて、広く一般の方にも集会参加を呼びかけました。
 天候にも恵まれて、参加者は950名近く、参加レポート数は300を超えました。
  実際に集会が始まると、昨年度までの体育館での開会式がなく、各教室での開会式でのスタートだったので、落ち着いた雰囲気のままでスムーズに分科会に入っていくことができました。また各分科会の参加人数が適正化されたためか、参加者一人一人が熱心にメモをとりながら、より主体的な姿勢で討議に参加しているように見受けられました。
 家庭科の分科会では、一般参加して下さった方がレポート発表をして下さいました。理科の分科会では実習の様子を映したパソコンの画面に参加者が見入っていました。図工・美術の分科会ではたくさんの児童・生徒の作品が並べられて、その作品を見ながら討議が深められていました。 
 心配された昼食時の混乱もほとんどなく、午後の分科会もスムーズに進行しました。最後の20分間は「教研集会についてのあり方検討会」として、来年度以降の教研のよりよいあり方について参加者の皆さんの意見を聞かせていただきました。
 参加者の皆さんには終日にわたり、熱心に討議いただきありがとうございました。55回目を迎える、下伊那地区教育研究集会は「教育実践の下伊那」の伝統を支える大切な行事です。保護者・地域に信頼される自主的な研修の機会として、さらに発展させられるようにしていきたいと思います。