教育財政懇談会が行われました。

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 27日は教育委員会、教育会、長頭組、PTA連合会、県教組下伊那支部など下伊那教育七団体の役員と、森田県議、小池県議、古田県議、小島県議の出席をいただいて、教育財政懇談会が行われました。この会議では七月の下伊那教育七団体発足会で協議された、今年度の県教委に対する陳情内容について、各学校の職場長さんに記入いただいたアンケートを元に、事務局が作成した要望書の原案を検討していただきました。
 原案の要望書では内容を大きく6点にまとめました。
1 現在へき地指定を受けている学校・地域の実情をふまえ、へき地級地指定の維持・改善をはかること。
2 旧第9通学区の実情にあった募集定員を確保すること。
3 高校改革プランの実施にあたっては、現在の在校生や今後入学する生徒にとって満足のいく教育を受けられる改革にすること。
4 学校規模の大小に合った学習環境の維持・充実をはかり、どの児童・生徒も質の高い教育を受けられるような条件整備を行うこと。
5 個々の児童・生徒や各学校の実情に応じた学習環境の充実をすすめること。
6 飯田養護学校の設備の充実と、卒業生の進路支援等を充実させること。
 懇談では、参加者からは「高校改革プランに伴う施設整備については地域の期待に応えうるものを責任を持って進めてもらうことが大切だ。」「養護学校高等部の実態や、不登校や保健室登校の子の高校進学のニーズを考えると、飯田下伊那に多部制・単位制高校の分室を設置して、生徒に選択肢を与えることは大切である。」「平谷中学校の複式学級化問題については、中学校では複式学級を作ってはならないという思いを含めて、過去の経緯について載せた方がよい。」「小規模校と過大規模校が共に在るのが下伊那の特徴であるので、さらに大規模校に焦点を当てた要望をしていく必要がある。」などの意見が出されました。これらの意見を生かす形で、これから事務局で要望書を再検討して、9月17日には長野県庁に出向いて、県教委に直接要望を行ってきたいと思います。